「お客様の未来を考えビジネスを共創するICTソリューション企業」をビジョンに掲げ、
システム製品の単なる提供に留まらず、継続的なサポートを通して顧客との信頼関係を構築するTCS株式会社。今回は経営管理本部長 取締役常務執行役員 佐藤浩之様、人事・総務部 副部長 安藤康子様、主査 雨森勇紀様に、ビジネスエアポートへの入居のきっかけや実際の利用方法についてお話を伺いました。
目次
事業内容
事業領域は、情報システム関連事業を生業としています。創業からインフラを主体とした事業を行っており、クラウド・データセンターを中心としたマネージドサービスを特徴・強みとしています。現在はITインフラに留まらずアプリケーション開発も含め、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)をご支援しています。
シェアオフィスを検討したきっかけを教えてください
コロナ禍となり世間で働き方改革が推奨される中、当社では既に約半数の従業員が在宅勤務をしており、オフィスも2/3のスペースが使われていない状態でした。また、タイミング的にもオフィスの契約更新時期を迎えるところでありましたので、これを機に働き方の多様化に対応したオフィスのあるべき姿を本格的に検討することとなりました。そこで当社では、ABW(Activity Based Working)の導入に踏み切り、業務の内容に応じて働く空間を選べるなど従業員の働きやすさと会社の合理性の観点からシェアオフィスを選択することにしました。
ビジネスエアポートを選んだ理由
まず、本社機能を移転する必要があったため、共有スペースだけでなくサービスオフィス(個室)の機能が備わっている事を前提に、複数社のシェアオフィスの検討を始めました。
複数社検討する中で、どこに拠点があるかということはとても重要なポイントでした。ビジネスエアポートは、当社従業員が30年以上本社拠点として通い慣れた恵比寿にもあることや、都内だけでなく横浜にも拠点があること、また、当社の取引先の近くにも拠点があることなどから、お客様の所へ出向く営業やシステムエンジニアにとって活動の機動性・柔軟性が高まり、当社の目指すABWが叶うと感じました。また、今回は単なるオフィス移転に留まらず、スペースも1/10に縮小することから働き方も180度変えなければいけない状況でしたので、ネガティブ要素を払拭する必要がありました。ビジネスエアポートは、従業員のモチベーションが上がるようなハイクオリティの施設であることも、選定上の大きなポイントでしたね。
ビジネスエアポートをどのように利用していますか
社員それぞれが最も生産性が向上しやすい形で使わせていただいています。自宅や別事務所などとも組みあわせて上手に使っていますね。今回の移転は大改革でしたので、やはり多少の不安はありましたが、我々の想定より皆さん自由に活用してくれているようで良かったと思っております。結果として、ビジネスエアポートに移転した後の社内調査では、96%が今後もビジネスエアポートの継続利用を希望しています。
ビジネスエアポートに入居して良かった点を教えてください
まず、コストメリットが大きかったことです。浮いたコストを事業成長のための投資に回せたので、非常に合理性のある判断だったと確信しています。従業員にとって働きやすい環境を作ることが出来た事、不要なオフィススペースを手放せた事、さらに経営効率も改善できた事は、全てのステークホルダーに満足いただけた最良の結果だったのではと感じています。また、受付の方の対応が非常に丁寧で、日々の利用の中で利用者側の意見を尊重して対応していただいているということにも安心感を覚えています。
今後の展望についてお聞かせください
ビジネスエアポートへの入居によってABWは実現しましたが、今後は導入後の課題をひとつひとつクリアにしていきたいと考えています。例えば、従業員間のコミュニケーションの取り方が挙げられます。リモート会議が定着してはいるものの完全ではないですし、やはり顔が直接見えないと伝わらないこともあります。良質なコミュニケーションの方法や機会の創出は引き続き取り組んでいく予定です。また、介護や育児などさまざまな事情や背景をもって働いている従業員もいます。今後も様々な事情のなかでも、従業員が働きやすい環境を用意できるようにしていきたいですね。