企業における人材育成をセカンドオピニオン的立場から支援するクオーク株式会社。令和5年度の東京都中小企業振興公社の創業助成事業に採択されるなど、今後の事業展開に注目が集まる企業です。今回は代表取締役である前川英之様に、ビジネスエアポートへの入居のきっかけや実際の利用方法について、お話を伺いました。
目次
事業内容
企業向けの人材育成のコンサルティングと、クラウド型のeラーニングプラットフォームの開発・運営をしています。eラーニングプラットフォームとは、オンライン学習講座を社外向けに販売するショップを簡単に開設できるサービスです。例えば、研修会社様が教室での集合研修に加えてオンライン研修を始めたり、士業の方が顧問先の会社に動画でクローズドな情報提供を行ったりと、既存のビジネスに「オンライン学習講座の販売」をプラスすることでビジネスの拡大をサポートしています。
シェアオフィスを検討したきっかけを教えてください
会社設立が2021年のコロナ禍であったこともあり、当初は自宅での作業が中心でした。次第に状況も落ち着き、取引先企業やお客様と対面で打ち合わせをする場所が必要になったことがきっかけでシェアオフィスを探し始めました。
ビジネスエアポートを選んだ理由
他社も含めていろいろな施設を見て回りましたが、施設の雰囲気の良さや複数拠点を利用できる点など、総合的なコストバランスの良さを感じて契約を決めました。特に建物や内装のグレードが圧倒的に良く、利用されている方の雰囲気も良かった点が大きな決め手でした。都内だけでなく大阪へ出張に行くこともあるため、地方の提携施設を利用できるのも魅力の一つでした。お客様の都合に合わせて打ち合わせ場所を選ぶことが出来たり、自分の好きな雰囲気の場所で仕事が出来るのは良いですね。
ビジネスエアポートをどのように利用していますか
契約した当初は、打ち合わせで新宿三丁目店をよく利用していました。最近は先方のオフィスでの打ち合わせも多くなったため、訪問の前後に立ち寄ってソロワークやWeb会議でビジネスエアポートを利用しています。打ち合わせの内容に合わせて共用ラウンジかオンラインミーティングルームかを使い分けできるので助かっています。特に九段下や丸の内などの千代田区エリアの施設は雰囲気が落ち着いていて、個人的に気に入っています。
ビジネスエアポートに入居して良かった点を教えてください
ビジネスエアポート新宿三丁目が東京都認定インキュベーション施設である事をきっかけに、東京都中小企業振興公社の創業助成事業に応募が出来たことです。もともとこの助成金制度は知らなかったのですが、会員向けのお知らせを見て、東京都認定インキュベーション施設を一定期間利用している事が助成事業申請の要件になることを知りました。令和5年度の助成事業にエントリーし、採択された時はビジネスエアポートに入居して良かったなと改めて感じました。申請に際しての書類準備はボリュームがありましたが、準備の中で自社の事業計画について時間をかけて考えることにもなるため、今後の展望を改めて言語化できたことは自身にも会社のためにも役立ちました。
今後の展望についてお聞かせください
2024年8月1日にプラットフォームをリリースしたので、今後はこのサービスを核にしてコンサルティングや動画教材制作なども組み合わせながら、より幅広く人材育成支援を展開していきたいと考えています。コロナ禍を経て仕事の仕方が大きく変わり、社員が身につけるべきスキルやコンピテンシーも見直しが必要な状況になっています。皆様がお持ちの専門知識をこのプラットフォームを通じて一人でも多くの方に届けていただけるよう、成長させていきたいと思っています。